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調剤薬局栄養士
栄養士コラム, 栄養士のつぶやき

こんにちは!

7月の栄養士ブログを担当します、
あおば薬局ひばり店 栄養士 井ノ山友香です! 🙂 
よろしくお願いします。

暑い毎日が続いていますが皆さんいかがお過ごしですか?💦

 

皆さんは日本独自の暦日 雑節 のひとつである半夏生(はんげしょう)をご存じですか?

 

半夏生とは

夏至(1年で一番日が長い日)から数えて11日目から5日間のことを言います。
この時期は農作業がひと段落する時期をさしていて、農作業を手作業で行っていた頃の農家にとっては大切な日でした。
半夏生には食事の習慣があります。

関西地方 タコ
福井県 鯖
香川県 うどん

など、各地域によって食べる食材が異なります。

 

半夏生にちなんだ食材として最も知られているのはタコです。

農作物が、タコの足のようにしっかりと根を張り豊作になるようにと願いを込めて、神様にタコをお供えしたといわれています。

 

タコにはタウリン亜鉛が豊富に含まれています。

タウリンはアミノ酸の一種で血液中のコレステロールを抑える働きや中性脂肪を減らしたり血圧を正しく保つ働きが認められています。

亜鉛はミネラルの一種で体内でつくられないため、食品で摂る必要があります。亜鉛は欠乏してしまうと免疫力の低下、味覚・嗅覚障害等さまざまな症状がでてきます。
他にも牡蠣・レバー・牛肉にも豊富に含まれています。

 

今月はタコを使用したレシピをご紹介したいと思います!🐙

 

タコと夏野菜のカルパッチョ

 

材料(2人分)

〇茹でタコ     100g

〇トマト      1/2個

〇きゅうり     1/3本

〇みょうが     1個

★オリーブオイル  大さじ1

★レモン汁     大さじ2

★塩        ひとつまみ

★ブラックペッパー 適量   

 

作り方

1)タコ・トマト・きゅうりを薄く切り、みょうがは千切りに切る。

2)★をよく混ぜ合わせる。

3)お皿に1)を盛り合わせて、上から2)をかける。完成♪

 

お好きな魚介類や野菜で簡単に作ることが出来ます!

暑くて食欲がない日でもさっぱりとしている味なのでおすすめです!

ぜひお試しください 😉 
これからますます暑い日々が続くと思いますが、
熱中症に注意して楽しい夏をお過ごしください🌞🍉🌴

 

次回もお楽しみに~!!  😀 

 

 

参照

https://saijilab.com/hangesyou/

https://www.olive-hitomawashi.com/column/2021/12/post-16104.html

たこの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」 | クラシル (kurashiru.com)

 

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こんにちは!
6月の栄養士ブログを担当します、福井県にある、あおば薬局高木店の管理栄養士、鰐渕美穂です。よろしくお願いいたします!

6月に入り、じめじめとした梅雨の季節がやってきました💦
夏バテといったら7~8月というイメージですが、6月は暑い日と涼しい日が変動しやすいため、実は夏バテが発症しやすいんです。
水分をしっかりとって夏バテ対策をしていきましょうね☀️

6月に旬を迎える食べ物は、らっきょう、アスパラガス、アジ、鮎、梅、桃、さくらんぼ等があります。
今回はその中のについてお話していきます。

梅は5月中旬から6月いっぱいにかけてが旬の食べ物で、梅干しや梅シロップ、梅酒、梅ジャム、梅肉エキス等、様々な加工品で幅広く食べることが出来ます。そんな梅ですが、美味しいだけでなく栄養価もとても高いことはご存知ですか?😊✨

①クエン酸
クエン酸はみかんやレモンなどの柑橘類に含まれている酸味成分です。クエン酸はカルシウムやカリウム、鉄の吸収を促進する効果があります。
また、体が疲れているときは体内に乳がたまっている状況なのですが、クエン酸は体内の乳酸を分解し、疲労を回復する効果もあります。💪💥
更に!クエン酸は唾液の分泌を促して食欲を増進させてくれます🍴

②ビタミンE
ビタミンEは高い抗酸化作用を持ち、血管や肌、細胞などの老化を防止する働きがあります。ビタミンEは一度抗酸化作用を行うと力が弱くなってしまうのですが、ビタミンCによって復活することができます。そのためビタミンCも摂取すると尚◎です!

③カリウム
カリウムは体内の浸透圧を調整して一定に保つ働きがあります。ナトリウムを体の外に出しやすくするため、高血圧の予防やむくみ解消の効果が期待できます。
⚠️梅干しは塩分も高いので食べ過ぎには注意が必要です

④βカロテン
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酵素から体を守って免疫力を高める効果があります🌟

美味しくて栄養たっぷりの梅ですが、梅の未熟な果肉(青梅)や種子にはアミグダリンという成分が含まれており、生の青梅を大量に食べてしまうと中毒になる可能性があるため生では食べないようにしましょう。

アミグダリンは、果実の成熟、あるいは塩や砂糖、お酒に漬け込んだり、加熱したりすることでそのほとんどが消失しますので、熟した梅の実や、梅の加工食品を食べる分には、まったく問題はありません!🌼

最後に梅シロップを使ったじめじめした梅雨にぴったりなさっぱりとした梅フルーツゼリーをご紹介します。

 

★材料
・梅シロップ……150ml
・水    ……350ml
・ゼラチン ……10g
・水    ……45ml
・桃の缶詰 ……25g
・いちご  ……15g
・オレンジ ……15g

★作り方
1.梅シロップと水350mlを混ぜる。
2. ゼラチンを水45mlでふやかし、電子レンジに20秒程度かけて溶かす。
3.1に2を入れてよく混ぜ、器に入れて、1口大に切った桃、いちご、オレンジをのせる。
4. 2時間ほど冷やしてできあがり。

★ポイント
今回は6・7月の旬の食材でもある桃をたくさん入れてみました!また、ゼリーの上部はクラッシュしたゼリーにして、2つの食感が楽しめるようにしてみました。他の好きなフルーツを入れてみたり、全体をクラッシュゼリーにしてみたり…色々なアレンジができるレシピなので、自分だけのオリジナルゼリーを作ってみても楽しいと思います♪

このレシピでは市販の梅シロップを使いましたが、自分でも簡単に作れるそうなので、挑戦してみて次は自作の梅シロップでいろいろなスイーツを作ってみたいです!

簡単に作れるデザートなので、是非お子様ともご一緒に作ってみて下さい

少しずつ暑くなってくると思いますが、夏バテに気を付けて楽しい夏にしていきましょう👒🌻

次回の栄養士ブログもお楽しみに!

〈参考〉
養命酒製造株式会社【https://www.yomeishu.co.jp/index.html】

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こんにちは!

石川県金沢市にあります、小立野あおば薬局の管理栄養士 和田響可です。

5月の栄養士ブログを担当させていただきます。よろしくお願いします  😀  

今月は先月に続き、旬の食材にちなんだ内容をお届けいたします!

 

5月が旬の食材と言えば、皆さん何を思い浮かべますか?

色んな旬の食材があると思いますが、今月の食材は…

 

甘エビ

え!甘えびって5月が旬なの 😯 !?

そう思ったそこのあなた!甘えびの豆知識やレシピも紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください!

お寿司屋さんでも定番メニューの甘エビ、じつは正式名称を【ホッコクアカエビ】と言います。

「甘エビ」という呼び方は、もともとは北陸地方だけの呼び方でしたが、現在では日本全国で普及し「甘エビ」という名前が一般的になりました。新潟では「南蛮エビ」とも呼ばれています  🙂 

 

生物としては11年以上の寿命があるとされていて、生まれたばかりの甘えびは全てオスですが、5歳前後でメスに性別が変化するという面白い特性を持った生き物なんです 😯 

石川県では石川を代表する海産物として県民に親しまれ、特にお腹に青緑色の卵を抱えた子持ちの甘エビは特別な存在です。

漁は1年を通して行われますが、石川県では5月~6月と9月~10月が旬であり最盛期!

特に甘えびを生きたまま水揚げする「かご網漁」は石川県では1月~5月までの期間限定で、かご網漁で採られた新鮮な甘えびが食べられるのは5月までです!

 

栄養学的には高たんぱく低カロリーでヘルシーなだけでなく、甘エビの甘味成分であるグリシンにはコレステロールの上昇を抑える働きが期待されています。ほかにも、心臓や肝臓の機能を改善したり、疲労回復にも効果のあるタウリンが豊富で、殻にはカルシウムを多く含むため、殻も残さずいただきたい食材です 🙂 

水分が多く加熱すると身が小さくなるので、刺身で食べることが一般的ですが、美味しい出汁が出るので、お味噌汁に入れたり煮付けにするのも

 

そんな甘エビを使った今月のレシピはこちら!

甘エビの昆布〆

昆布でうま味UP!刺身の状態よりも日持ちするので保存方法としても◎

材料(2人分)※写真は1人前です

・甘えび(刺身用)  12尾

・昆布(乾燥)  幅5~7㎝長さ12㎝の物2枚

・塩       2つまみ もしくは小さじ1/6

・日本酒もしくは水     少々

①甘えびは裏表に塩を振って5分ほど置いておく。

②キッチンペーパーに日本酒もしくは水を含ませ、昆布の表面を拭いて湿らせておく。

③②の昆布1枚に①の甘エビを隙間なく並べる。

④並べた甘エビの上にもう1枚の昆布をかぶせ、隙間がなくなるように軽く押さえながらしっかりとラップで包む。

⑤冷蔵庫で15分寝かせたら完成!お好みですだち等を絞っても美味しく頂けます。

 

 

石川県では1月1日に能登半島地震が発生し、未だに震災前の生活を取り戻せていない地域も少なくありません 😥 

石川県産の食材を選んでいただく事でも、被災地の応援に繋がりますので、

ぜひこの際に石川県産の甘エビを手に取ってみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました 😀 

来月の栄養士ブログもお楽しみに!

 

参照 

JFいしかわ http://www.ikgyoren.jf-net.ne.jp/amaebi.html

いしかわ百万石食鑑 https://ishikawafood.com/foods/249/