こんにちは!
石川県金沢市にあります、小立野あおば薬局の管理栄養士 和田響可です。
5月の栄養士ブログを担当させていただきます。よろしくお願いします 😀
今月は先月に続き、旬の食材にちなんだ内容をお届けいたします!
5月が旬の食材と言えば、皆さん何を思い浮かべますか?
色んな旬の食材があると思いますが、今月の食材は…
甘エビ
え!甘えびって5月が旬なの 😯 !?
そう思ったそこのあなた!甘えびの豆知識やレシピも紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください!
お寿司屋さんでも定番メニューの甘エビ、じつは正式名称を【ホッコクアカエビ】と言います。
「甘エビ」という呼び方は、もともとは北陸地方だけの呼び方でしたが、現在では日本全国で普及し「甘エビ」という名前が一般的になりました。新潟では「南蛮エビ」とも呼ばれています 🙂
生物としては11年以上の寿命があるとされていて、生まれたばかりの甘えびは全てオスですが、5歳前後でメスに性別が変化するという面白い特性を持った生き物なんです 😯
石川県では石川を代表する海産物として県民に親しまれ、特にお腹に青緑色の卵を抱えた子持ちの甘エビは特別な存在です。
漁は1年を通して行われますが、石川県では5月~6月と9月~10月が旬であり最盛期!
特に甘えびを生きたまま水揚げする「かご網漁」は石川県では1月~5月までの期間限定で、かご網漁で採られた新鮮な甘えびが食べられるのは5月までです!
栄養学的には高たんぱく低カロリーでヘルシーなだけでなく、甘エビの甘味成分であるグリシンにはコレステロールの上昇を抑える働きが期待されています。ほかにも、心臓や肝臓の機能を改善したり、疲労回復にも効果のあるタウリンが豊富で、殻にはカルシウムを多く含むため、殻も残さずいただきたい食材です 🙂
水分が多く加熱すると身が小さくなるので、刺身で食べることが一般的ですが、美味しい出汁が出るので、お味噌汁に入れたり煮付けにするのも◎
そんな甘エビを使った今月のレシピはこちら!
甘エビの昆布〆
昆布でうま味UP!刺身の状態よりも日持ちするので保存方法としても◎
材料(2人分)※写真は1人前です
・甘えび(刺身用) 12尾
・昆布(乾燥) 幅5~7㎝長さ12㎝の物2枚
・塩 2つまみ もしくは小さじ1/6
・日本酒もしくは水 少々
①甘えびは裏表に塩を振って5分ほど置いておく。
②キッチンペーパーに日本酒もしくは水を含ませ、昆布の表面を拭いて湿らせておく。
③②の昆布1枚に①の甘エビを隙間なく並べる。
④並べた甘エビの上にもう1枚の昆布をかぶせ、隙間がなくなるように軽く押さえながらしっかりとラップで包む。
⑤冷蔵庫で15分寝かせたら完成!お好みですだち等を絞っても美味しく頂けます。
石川県では1月1日に能登半島地震が発生し、未だに震災前の生活を取り戻せていない地域も少なくありません 😥
石川県産の食材を選んでいただく事でも、被災地の応援に繋がりますので、
ぜひこの際に石川県産の甘エビを手に取ってみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました 😀
来月の栄養士ブログもお楽しみに!
参照
JFいしかわ http://www.ikgyoren.jf-net.ne.jp/amaebi.html
いしかわ百万石食鑑 https://ishikawafood.com/foods/249/